太陽光発電を設置する理由で最も期待するのは売電収入ではないでしょうか?
そんな我が家も新築するときに売電収入を期待して取り付けた1人です。
しかし、太陽光発電を搭載するのには高額で数百万必要となるため「本当に投資した分の元が取れるの?」と心配になりますよね。
そこで、太陽光発電の設置を考えている方のために少しでも参考になればと思い、我が家の2016年度の年間収支を公開します。
我が家の太陽光発システムは?
我が家の太陽光発電システムと節電につながる設備をご紹介します。
太陽光パネル | ソーラーフロンティア | 7.92kw |
蓄電池 | ニチコン | 7.2kw |
HEMS | スマートハイムナビ |
また我が家はエコキュートを設置しオール電化となっています。
ですから、電力契約も「時間帯別電灯契約」にしており、深夜の安い電力でエコキュートと蓄電池への充電を行っています。
太陽光発電の発電量と使用電力量
HEMSデータで2016年度の消費電力量と発電量を公開します。
消費電力量と発電量
ナイトタイム | 2851kwh |
リビングタイム | 3507kwh |
デイタイム | 1488kwh |
合計 | 7847kwh |
発電量 | 9436kwh |
消費電力量が7,847kwhに対し発電量が9,436kwhとなっており、1年間のトータルで1,589kwh発電量が上回ってます。
発電量が上回っているので当然、ゼロエネルギーは達成していますが、注目してもらいたいのはナイトタイムでの消費電力量です。
我が家は先ほど述べた通り、「時間帯別電灯契約」を電力会社と結んでいるので、ナイトタイムの電力単価が10円以下となっています。
この安い電力単価のナイトタイム消費電力量は全体の7,847kwhに対して2,851kwhです。
これは全体の使用量に対して36.4%がナイトタイムということになります。
通常エコキュートや蓄電池を搭載していない場合、ナイトタイムの時間帯に消費する電力は全体の5%もいかないでしょう。
朝起きる前に暖房がつくよう設定しても150kwh~300kwhの使用量ですから1%~3%程度だと思います。
このように蓄電池とエコキュート、さらにはHEMSによる自動制御をすることで深夜の安い電力を上手に使用することができます。
では、太陽光発電+HEMS+蓄電池を使用した我が家の1年間の経済的効果はどうなっているのでしょうか?
2016年度の売電収入と買電支出は?
上記グラフは我が家で採用しているHEMSのグラフデータです。
売電収入 | 281,351円 |
買電支出 | 104,933円 |
売電利益 | +176,418円 |
売電収入から買電支出を引いた分が176,418円となっています。
国土交通省の発表によると4人家庭の「電気+ガス」の平均年間支出額が237,888円だそうです。
と言うことは我が家の経済的利益は
売電利益 | 176,418円 |
平均光熱費 | 237,888円 |
経済的効果 | 414,306円 |
太陽光発電を搭載することによって得られる収益と実際かかる光熱費を考えると40万円以上の経済的効果を得ることができました。
この経済的利益が10年間続き、また、10年後は自家発電の電気で生活できるわけですから、太陽光を搭載して正解だったかなと思っています。
まとめ
いかがでしょうか?今回は我が家の2016年の売電収入についてお話しました。
太陽光発電や蓄電池は確かに高価な商品です。しかし、国土交通省の発表によると4人家族の平均光熱費は1年間で237,888円と言われています。
しかし、太陽光発電を設置することで光熱費は「ゼロ」でしかも収入として17万円以上も入ってくるわけですから太陽光発電は設置する意味はあるのではないでしょうか?
太陽光発電のメリットとデメリットは別ページにて紹介しています。もし、気になる方はこちらも参考にしてみてください。
【関連ページ】太陽光発電のメリットとデメリットについて