セキスイハイムの外観ってダサい?歴史から見るハイムのおうち

セキスイハイムの外観を見て「ダサい」と感じる方は少なくともいるようです。日本人にとっておうちのイメージと言えば三角屋根の家をイメージすると思います。

また小さな子供に家の絵を描いてって言ったらハイムのような陸屋根ではなく三角屋根を書くでしょう。

そこで今回はセキスイハイムのルーツとなる1971年に販売されたM1から現行モデルまで歴史を見ながらハイムの外観についてお伝えできればと思っています。



セキスイハイム初代モデルM1

参考:積水化学工業㈱

このM1は実際に住居として使用されていた住宅をハイム記念棟として2004年に移築されたモデルの初代セキスイハイムM1です。

実はこのM1モデル日本のモダン建築100選に選ばれているんですよ!

1971年当時にこの外観を見ると日本の木造建築とはかけ離れており、まるで実験棟のように見えますよね。

この建築設計に関わったのが大野勝彦さんと言われる建築の工業化を研究されていた方なんです。

1971年というと住宅の建築ラッシュが続き職人さんや資材が足りない時代だったそうです。

そこで、工場で生産することで人員不足や建築現場での品質のばらつきを抑えるためにセキスイハイムはM1を開発したようです。

また、セキスイハイムの工業化住宅の研究では、縦横自由に設計でき開放的な空間を造りだすことをコンセプトに掲げていたのでこのような箱型の住宅になったのではないでしょうか。

このようにセキスイハイムでは開発当初より現場施工を減らし品質のばらつきや人員不足を解消する。また開放的な住環境をコンセプトとして未来を見据えて開発してきたからこそ、このような未来的な外観になったのかな?と思ったりします。

確かにセキスイハイムの建物外観は特徴があるのですが、この外観が気に行って建てる方も多いようですよ。

そういう我が家もその一人です。

セキスイハイムの外壁タイル

セキスイハイムと言えば磁器タイルが有名です。磁器タイルは塗装外壁と違い塗り替える必要が無いため初期費用は高いのですがメンテナンス費用がかからないのでコストパフォーマンスには優れています。

そんなセキスイハイムの外壁タイルにはどのような物があるのでしょうか?

レジデンスタイル
ラスティックタイル
Sラティスタイル

レジデンスタイル

レジデンスタイルはセキスイハイムのタイル外壁でも最高級の外壁素材です。特徴はタイルに大きな凹凸があり重厚で高級感あふれる素材です。

我が家もレジデンスタイルを採用したかったのですが、スマートパワーステーションでは当時採用することができず、パルフェとドマーニのみでした。

現在はスマートパワーステーションでも採用できるようなので本当に羨ましいです。

ただし、最上級と言うこともあり、オプション価格はかなり夢のあるお値段みたいですね。

また今年に入りレジデンスGという新たに正方形のタイルもできたようでますます外観に広がりが出たのではないでしょうか。

ラスティックタイル

ラスティックタイルにも2種類存在します。ストレートジョイントというタイプとブレイクジョイントというタイプが存在します。

スマートパワーステーションで使用できるラスティックタイルはストレートジョイントのみと言うこともあり、我が家は2色使用してアクセントをつけるようにしました。

Sラティスタイル

Sラティスタイルは四角いデザインで可愛いタイプだと思います。

ラスティックはどちらかというとモダンな感じでSラティスは可愛い雰囲気で好みで使い分けるといいと思います。

スマートパワーステーション発売当初のパンフレットではラスティックとSラティスの両方を使用した外壁の写真が使用されていました。

セキスイハイムの外壁は個性的で機能的なデザインですし、耐久性も抜群なので人気があるのではないでしょうか。

セキスイハイムの建物プランの外観

セキスイハイムには鉄骨系のハイムと木質系のツーユーがあります。

では鉄骨系と木質系の建物プランにはどのような物があるのか紹介します。

鉄骨系ハイムの外観

・ パルフェ
・ ドマーニ
・ ハイムBJ
・ スマートパワーステーションGR
・ スマートパワーステーションFR
・ スマートパワーステーションα
・ クレスカーサ
・ デシオ

平屋住宅

・ そだての家
・ たのしみの家
・ 楽の家

パルフェ

セキスイハイムの住宅の中で一番最高級であり庇も長くでデザイン性抜群なモデルがパルフェになります。

また、セキスイハイムオリジナルのハイビーム工法が採用できリビングにある邪魔な柱を取ることもできるので間取りも自由に設計することが可能です。

セキスイハイムで用意されているオプションはすべてつけることが可能です。

ドマーニ

セキスイハイムの鉄骨住宅の中で三角屋根を選ぶことができるのはドマーニだけとなっています。

ドマーニの屋根は屋根裏小屋になっていますので収納部屋としても利用することができます。

また、ドマーニもパルフェと同様自由な間取りができるのも特徴です。

ハイムbj

セキスイハイムの販売棟数で一番多いのがこのハイムbjです。外壁の選べるものや間取りには少し制限がありますが、その分パルフェやドマーニより費用は安く抑えることが可能です。

ハイムbjの特徴は直線的な庇でスタイリッシュなイメージがあります。セキスイハイムM1の歴史を引き継いでいるデザインではないでしょうか。

スマートパワーステーションGR

セキスイハイムのスマートパワーステーションに新商品が登場しました。今まではフラット屋根のスマートパワーステーションしかなかったのですが独自の勾配屋根を設置し10kw超のソーラーを載せることが可能です。

もし、我が家の時にこのタイプのスマートパワーステーションがあったらこっちにしていたかも。

屋根だけGRに乗せ換えることって出来るのかな?20年後ぐらいに聞いてみよう。

スマートパワーステーションFR

我が家のタイプはこのスマートパワーステーションFRです。フラットな屋根と大容量ソーラーを搭載するための大きな庇が特徴的です。

このスマートパワーステーションは光熱費ゼロは当然ながら売電収入も得られるので、20年間の光熱費は1,000万円程度変わると言われている商品です。

確かに我が家も少し小さな庇で7.92kwですが年間の光熱費の効果は40万円以上となっているので10kw載せたスマートパワーステーションであれば1,000万円変わるのにも納得です。

スマートパワーステーションα

イメージとしてはスマートパワーステーションのクレスカーサタイプみたいな感じです。

デザインは色々なカラーバリエーションが楽しめるので個性的でスタイリッシュなデザインになっています。

クレスカーサ

クレスカーサは無駄な外装をできる限りそぎ落としたスペシャルモダンな住宅です。

クレスカーサにはシンプルな洗礼された部品が専用で用意されておりスタイリッシュな外観に仕上がります。

そだての家

そだての家はセキスイハイムの平屋タイプのおうちです。子供を豊かに育てる家をコンセプトに平屋の良さを生かした、子どもが自然体で、心身ともに健やかに育つ工夫を住空間にデザインになっています。

たのしみの家

忙しい日常から解放される愉しむ時間が作れるそんなコンセプトのたのしみの家。

三角屋根を利用した秘密基地感覚の部屋があったり平屋を生かしたフラットな空間を夫婦で楽しむなど、ゆとりのある空間で過ごせます。

楽の家

積水化学工業創立70周年記念でつくられた楽の家はリビングから庭までワンフロアでつながる住環境です。

「楽しく」暮らすための「楽」を見つけるがコンセプトの家で開放的な住まいで心地よく暮らせます。

木質系ツーユーの外観

・ グランツーユー
・ スマートパワーステーショングランツーユー
・ グランツーユーV

グランツーユー

高級感あふれ重厚感のあるグランツーユーは木質系では最高級の商品となります。

グランツーユーは「ボウウィンドー」が採用でき立体的な外観が特徴です。鉄骨系のハイムでは出せない外観ができ美しい外観が印象的です。

スマートパワーステーショングランツーユー

木質系のスマートパワーステーションがこの商品です。

大容量ソーラーを搭載し片流れ屋根で美しい外観が特徴的です。また木質系の空調システム「空気工房」も採用でき快適でエネルギーゼロの住宅になっています。

グランツーユーⅤ

グランツーユーⅤは2×6の快適さは残しつつ強度と精度をさらに進化させたモデルです。

屋根付きのテラスが玄関扉までつづく現代版の縁側スペース「ウエルカムテラス」が採用でき機能的でゆったりとした空間を楽しむことができます。

まとめ

今回はセキスイハイムの外観が「ダサい」と思われている方に、少しでも素晴らしいことがわかって頂けるようご説明させていただきました。

今見てもらえば46年前のM1は未来的だと思いませんか?

セキスイハイム初代モデルのM1の開発には、「品質のばらつきを無くす」「現場施工の人員不足を無くす」ために考えられたもので、この考えは46年たった今でもセキスイハイムの根本的な考え方となっています。

このM1モデルが出てから46年たっていますが、現在でも現役のおうちは沢山あります。これもセキスイハイムの「品質へのこだわり」「アフターフォロー」がしっかりとしているからだと考えます。

住宅を選ぶときは外観ももちろんながら品質や購入後のアフターフォローも重要なポイントです。